安全・安心

「安全」を求めるニーズは尽きること無く、医療機器のみならず検査結果にも品質保証を求める時代です。臨床検査室では、品質と能力を明確にする国際規格ISO15189の普及が始まりました。「安心」のバトンを患者様までつないでいきたい、それがわたしたちの願いです。安全・安心な現場を支えるために CLALIS™ が可能な限りできること。医療を支える一員として CLALIS™ は進化し続けます。

1. トレーサビリティ

全ての検査結果について「いつ、どこで、依頼されたのか」「いつ到着したのか」「いつ、どの装置から、結果を受信したのか」「どの端末の、どの画面から、手入力値や編集結果が登録されたのか」「承認したのは誰なのか」など、これらの情報を項目単位に記録・保存しています。検査結果から情報をトレースすることができます。

2. セキュリティ

RFIDネームタグを用いた認証機構(FelicaCard)により、部外者による端末操作や覗き見を排除できます。また、ThinClient端末を使えば、端末内に個人情報が保存されることはなく、盗難や修理、破棄の際にも、情報漏洩の心配はありません。(オプション)

3. 障害対応

大切なデータを格納するサーバのハードディスク(HDD)。サーバを停止することなく、HDDの交換が可能なRAID構成を標準としています。また、故障率の低いThinClientや点滅表示灯を使った異常警告オプション、サーバの二重化など、ニーズに合わせたオプションも用意しております。リモート機能によるメンテナンス作業を実施し、システム障害の除去を迅速に行います。

支える

さまざまな機能によって検査業務を効率よく行えるよう支援します。

結果出力予想時刻など、複数のイベント時刻から選んでカスタマイズできます。

前回値や判定理由の一覧表示で承認業務をサポートします。

BioMajesty™シリーズと連携する日本電子のOnlyOneソリューションです。タイムコースの保存や使用試薬情報、キャリブレーション情報の取得と結果値とのリンクなど、確かなエビデンスで検査を支えます。

GS1-128バーコードを利用して試薬・消耗品の入出庫を記録できます。

リアルタイム警告

異常値や遅延の警告は、時間帯や端末を詳細に設定でき、CLALISTMメッセンジャーにより表示されます。

希釈指示

前回値や初検値からの自動希釈指示も倍率を手入力しての指示も可能です。

マスター設定のバージョン管理

全ての変更を記録し、従来のバージョン管理機能とは一線を画します。

内部精度管理

号機間にも拡大したマルチルールにより、複数号機や複数濃度をリアルタイムにモニターします。

検体トレース

結果値に影響する全ての変更を時系列に記録し、参照可能です。

オプション

検査・業務に対応した豊富なオプションを用意しています。

輸血検査オプション

輸血検査オプション

視認性に優れた画面構成を採用し、夜間の担当者など不慣れな操作者にも安心してお使いいただけるよう配慮しました。煩雑になりがちな貧血などの検査結果参照や抗体検査など、検査システムと一体化されたメリットを提供します。各社の自動分析装置を接続して自動化することが可能です。

細菌検査オプション

細菌検査オプション

検査中検体の状況は進捗モニターで確認。個別の結果編集画面に素早く遷移できます。検査結果の手入力はもとより、自動分析装置の使用や、外注検査委託での運用にも対応します。各種統計処理には画面表示/帳票印刷の他にCSVファイルへの出力をサポートし、二次加工が容易です。

Web結果参照オプション

Web結果参照オプション

イントラネットを使い、リアルタイムに検査結果を診療へ届けます。画像データの取扱やPDF報告など、ペーパーレス運用をサポートします。簡単な操作により時系列グラフや検査結果をカラー印刷し、患者様にお渡しすることも容易です。

外部連携

柔軟に外部機器・システムとの連携を提供いたします。

● 電子カルテシステムや健診システム
● ICカードセキュリティと個人認証
● 自動分析装置オンライン
● 分注・搬送機オンライン
● 採取管準備装置オンライン
● 検体ラベル出力制御
● 外注検査センター